厚別らしい青空・と。 厚別らしくない爽やかな風・と。 綺麗な雲。暖かな陽射し。 風に揺れるアウェイ側の防風林。 鮮やかなピッチの緑。 今年はこれで見納めかぁ。 などと、感慨に耽るにはちと状況が切羽詰まってて。 それ程じっくりと堪能は出来なかったけどさ。 厚別らしい、最終節。 最後の失点は、まだまだ気を抜くな・って厚別からのエールだと思う。 諦めなければチャンスは来る。 諦めなければピンチは凌げる。 最後まで勝利を目指して走り抜け・って。 いい所も悪い所もあったゲーム。 高木くんは林が乗り移ったかと思うぐらい、飛び出しを見せていたな。 芳賀くんの運動量。何処までも諦めないスナさんの走り。 窮地を救ってくれたものは、いろいろある。 何よりも、この厚別が。 厚別最終節・と言う割には、まったりとした空気。 予想外の良い天気に皆すっかり寛ぎモードで。 それでも試合と共に徐々に上がっていくテンション。 青空に響き渡る歌声。 少しずつ一つになっていく想い。 ここで負ける訳にはいかないんだ。 3位との勝ち点差をこれ以上詰められる訳にも行かないんだ。 勝たなきゃ意味が無い。 勝つんだ絶対。 何が何でも。 声が。 手拍子が。 大きくなっていく。 力を増していく。 想いが膨らんでいく。 後押ししよう・と。 絶対に勝たせよう・と。 そして、歓喜の瞬間。 歓声を包み込んで、それでも厚別は穏やかだった。 さあ、あと少し。 最後に笑って今年を終わらせる為に。 全力を出そう。 死力を尽くそう。 1つ負けたらもう終わり・ぐらいの気持ちでいた方が好い。 そのぐらいの緊張感がなくちゃ、あっという間に失速してしまいそうだから。 この勢いで突っ走れ。 今年こそ悲願を果そう! 2007.10.13
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