◇2007.10.24 第47節 vs徳島ヴォルティス [札幌ドーム]◇






 得点の瞬間、爆発した様に喜んで。

 勝利の瞬間、本気でぶっちぎれた。



 勝った!勝てた!!何とか頑張った!嬉しい!嬉しい!嬉しい!!!



 他の言葉なんて出て来ない。本当に嬉しい時に言葉は浮かばない。

 ただただ歓喜。歓びの絶叫。
 やったよー!やった!!勝てたんだーーーー!!!!


 勝ちたかった。
 勝たなくちゃいけなかった。
 絶対に勝たないとダメだった。

 こんなに追いつめられた試合も、初めてかも知れない。

 出場停止が2人。
 怪我が3人。
 攻撃陣は明らかに駒不足。
 出ている選手達も疲労の色が濃い。

 そんな中での中3日の試合。
 そうじゃなくてもリーグ戦の疲れが溜まりまくってるのに。
 直ぐ下には1点差まで追い上げて来たヴェルディの影。

 ここで、1つでも落としたら、終りだ。

 そんな危機感が、確かにあった。



 だからそこ、全員が死力を尽くせたのかもしれない。



 正に、『総力戦』。
 選手も、ベンチも、フロントも、サポーターも。
 全員で一丸となって勝利を目指した。
 勝つんだ。絶対に勝つんだ。
 それ以外は考えられなかった。

 前半からラスト15分並みの飛ばしっぷりを見せて。
 何度も膝が崩れそうになって。
 半ば朦朧としながら、それでも跳んだ。
 力を抜くな!
 気持ちを折るな!
 何度も何度も、自分にそう叫んで。
 ここで踏ん張らないでどうする!
 ここで力を出せないで、何の為にここに居るんだ!
 想いの籠った言葉は、必ず届くから。
 ただただ必死で歌う。
 歌以外に、今の自分の想いを表す言葉はない。



 勝利の瞬間。
 爆発する歓喜の中で。
 見上げたドームの天上。
 灰色のその向うに、月が輝いているように見えた。




 さあ、あと4つ。
 1つだって落とせないし、落とす気もない。
 何が何でも勝ち抜く。
 そうして還るんだ。
 あの場所へ、もう1度。
 今度こそ、自分達の力で。







2007.10.24





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福住駅を出たら、出迎えてくれた白い月。
これを見た瞬間、勝てる!と思った。


本日のストラップは、「1997〜1998年のアウェイ・チャンピオンver.」!!
来たーーーー!!!!



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