前半が終わった段階で、「勝てる」と思った。
後半でもう2点、取れる・とも。 晴れ渡った空と、何処までも心地よい風。 厚別の「聖地」である所以。 何時でも、『本当に必要なもの』を教えてくれる場所。 横浜戦の前日の夕空に、大きく広がる雲を見て。 「翼の様だ」と思った。 「翼が開いた」と。 大きく背に開いたその翼を広げて。 緑の葉を越えて飛び立つ力を与えたいと思った。 ゴール裏の声。 祝福する様な空。 高く高く舞い上がって行く鳥の影。 「声」と「風」は同じものだと気が付いた。 「声」はきっとその背を押す「風」になる。 4−0の完封。 力になれたのなら、それ以上の喜びは無い。 空の眩しさとピッチの輝き。 それを忘れない。 望みを叶える為に。 2006.6.24
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