宮の沢でのサテを見るのは、初めてで。 思っていたよりも穏やかな雰囲気に、まず驚いた。 客席には親子連れと年齢が高めの方が多く。 しかも、圧倒的に私服の人が目立つ。 ゴール裏に少しだけ、立って応援する人達。 あとはのんびり試合を応援している。 隣のお父さんはずっと息子さんに試合の解説をしていたな。 昨日の続きの様に晴れ渡った空。 側の山の上には、白く光る雲が帽子の様に被さって。 吹き下ろす風は涼やか。 過ぎる雲の影が心地良い。 ボールを蹴る音と選手の声が良く響くピッチ。 ミスに上がる声も、非難の響きは無く。 ちょっとしたプレーに拍手が起こる。 例えが悪いかもしれないけれど、まるで運動会の様に。 ちょっと方向の悪いクロス。 ちょっと位置のずれたパス。 枠を外れてしまうシュート。 そんなものにも非難は起きず。 頑張れ頑張れ、と何処か楽しげに応援するその風景は、何だか懐かしい。 その懐かしさの理由に思い当たるのに時間は要らず。 それは、行き始めたばかりの頃の厚別の雰囲気。 自分の原風景の様な、そんな空間。 また行きたいな、とそう思った。 2006.6.25
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