12.3　第44節　草津戦

いろいろあったから。
やっぱり直には言葉にならなかった。
いまでも、ちょっと詰まる。
単純に勝った事だけを喜べなかった1戦。

三原さん。岳也。タバちゃん。
ゴンちゃん。徐くん。桑原くん。ツネくん。エビくん。野田くん。
それから、デル。

フロントはちゃんと考えている、って事は、
2001年のノノさん解雇騒動の時に良く解ったつもりだったけれど。
それでもどうしても辛かったです。
切ないなぁ、って何度も思ったですよ。

でも、それはきっと。

好きだった、んだよ、ね。
2005年のこのチームが。
まとまってて、皆、仲良くて。
監督の下で、一つのサッカーをやろう、って気持ちが良く見えてて。
2004年を一緒に苦しみ。
2005年を一緒に喜んだチームだから。

その『チーム』が、解体するみたいで。

2006年3月11日。
ドームでの、ホーム開幕戦の後。
ゴンちゃんと桑原くんが寮に寄ってくれたらしい。
寮で、皆と一緒に一時を過ごして行ったらしい。

この瞬間は敵も味方も無く。
同じサッカー選手として。
そして、ただの普通の友達として。

すごく、嬉しかった。
たとえ、バラバラになっても、やっぱり繋がってる。
何処に行っても、『ウチの子達』なんだなぁ、って。

その事をようやく実感出来て。
私の中の、2005年最終節を終えることが出来た気がしました。

2006.3.13