なんだか、いろんな所が少しずつ間違ってた試合だったように思う。
それはチームもだし、サポーターもそう。
ボールが動かない。人も動かない。
足下に置いたままパスの出し手を探している。
プレスにいかない。勝負をかけない。
風下の前半は風の読み間違えが続出で。
全てにおいて「らしくない」試合だった。
サポーターも何かを間違えたかのように特定選手へのブーイングにムキになって。
それに関しては、自分もちょっと悪ノリしすぎたかな、とも思うけど。
試合後の「彼」のコメントは、こちらを落ち込ませるには充分すぎて。
後味の悪さだけが付きまとう1戦になってしまった。
こんな試合はもう嫌だな。
例えこれで勝っていても、きっとつまらない記憶になっただろう。
こんな状態で勝ってみても、選手の頑張りを誉める言葉よりも「彼」への悪態ばかりが口をついて出ていそうで。
それはきっと、もの凄く嫌味な思い出にしかならないだろうから。
だからきっと、これで良かった。
本懐を忘れて手に入るものは、恒久的には意味のないものだから。
ちゃんと反省出来る状態で終わらせてくれたのは、きっと。
厚別は、また、大切な事を教えてくれた。
|