普段と何がどう違ったのか、なんて
はっきり解る所なんてあんまりないんだけど。 でも、それでもやっぱり 佑樹が何時もみたいに一杯走ってた、とか 加賀くんが何時もよりちょっと身体を張ってくれた、とか 岳也と中山くんが隙あらば攻め込んでくれてた、とか 上里くんが威勢良くシュートを打ちまくってくれた、とか スナマコが何時もにも増してトリッキーなコトをやってた、とか タバちゃんと西澤くんとソダンが良く護ってくれてた、とか 多分、何かがあったんだろう。 それはほんのちょっとのプラスαで。 目に見える程、大きくは無く それでも確かに違う何か。 例えば、前節と同じミスを繰り返さなかった事とか。 そんな小さな変化が積もり積もって、 私らのチームは、強くなっていってくれるんだろうなぁ。 それはほんのちょっとづつであっても。 ロスタイムの間 客席から他の声が全て消えた。 声掛けも罵声も野次も無く ただ、歌声のみ。 そして被さる手拍子だけ。 それは気合いそのもの。 応援で選手の背中を押すんだ、という 「サポートする者」の思いの具現化そのものみたいに思えた。 2005.5.4
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