いやもう、12時半までは正直言って、中止になるんじゃ無いかと思いましたわ。ええ。 ………………あまりの寒さに。 9度だったそうで?!そりゃ寒いっての!風は強いわ雨は降るわ。とてもじゃないけど、スタンドにいられない!って感じで。本気で階段下に避難しましたよ。寒い!厚別じゃ過去に体験した事の無い寒さ! まぁ、12時半過ぎから晴れてきたんで、なんとかなりましたけど。 選手も寒かったのかなぁ、という感じの動きの悪さで。なんだか、9月の試合の方が、勢いあったぞーとか思ってしまいましたね。飛ばし過ぎて息切れしてきたんか?あとちょっとなんだから、頑張れよー。 その中で、元気だったのが、桑原かな。途中出場だったとはいえ、威勢良く走ってましたね〜。 フジは相変わらず神憑かりで。ホント、今年の藤ヶ谷くんは、素晴しい成長を遂げたもんだと思いますわ〜。 で、そんな中で、ふと思ったのは、『厚別』と言う場所の事。 『ここ』は、本当の意味でスポーツを愛している『所』なのかもしれない、と。 この日、スペシャルオリンピックスの聖火が厚別のトラックを一周したのだけれど。 不思議な事に、丁度この聖火がピッチに来た頃から、日が射し始め、雨脚が弱くなってきたのですよ。 それは本当に不思議なタイミングで。神々しささえ感じる程で。 おさまってきた風と雨の中、この日の試合は、スコアレスドロー。 今年、厚別では中々勝てなかった。ようやく勝点3を上げたのは、9月に入ってから。そして、残りの2試合は引き分け。そこまで延々と並ぶ9個の黒星。 でも、ふと思った。この会場は、ここまで「敢えて」勝たせてくれなかったんじゃないだろうか、って。 今年は再出発の年。殆ど若手で望んだチーム編成。ルーキー、2年目、3年目ばかりのメンバー。向こう5年はチームの育成に掛けると打ち出された計画。その中で。 いきなり勝って、調子づかないように、と。 中途半端な実力しかないのに運だけで勝っちゃって、妙に勘違いを起こさない様に。なんだ結構なんとかなるんじゃないか、とプロの世界を甘く見ない様に。それはチームに対しても、サポーターに対しても。 だから、「敢えて」チームが力を付けるまで勝ちを与えてくれなかったんじゃないだろうかと。 突き放したのでは無く、育てるために。 その為に、敢えて厳しい課題をチームに与えたんじゃないだろうかと。 そんな風に思ったのです。 2004.10.23
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