今年、初めて見る事が出来た勝つ試合。 ようやく目の前でもぎ取った、根性の勝点3。 何時までも浸っていたかった、勝利の余韻。 でも、それなのに。 どれだけ残酷に思えても、それは動かし様の無い事実で。 見捨てられた訳ではない、心を傷めながらも巣立って行ったのだ、と何とか自分にそう言い聞かせて。 ……見送ろうと。 これからを祈ろうと。 ようやく、そう思えた。 今まで、一杯、有難うね。健作。 チームで一番最初に好きだなと思った君の未来に光がある事を祈ってる。 果敢なオーバーラップと安定したディフェンスと、それからあの茶目っ気のある笑顔を忘れないから。 仲間とチームとサポーターを思っていてくれた事を忘れないから。 だから、これからも目一杯、自分のサッカーを続けてくれよな。 セレッソでも君のオーバーラップが威力を発揮する事を願って。 2004.9.11
|