さいしょ、ぼくにはなにもなかった。 ていねいにつくられて。 やさしくむかえられたけど。 でも、ぼくはなにでもなかった。 ぼくはただの き と てつ のあつまり。 ぼくはただ あるだけ のもの。 ぼくは、ぼくが ぼく であることすら、しらなかった。 あのひまで。 とつぜん、たくさんの声がして。 ぼくのうえは、にぎやかになった。 farewell
〜淡雪の積もりて昇り行く彼方に〜 8th, APR., 2007
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不可思議なお話。 何というか・・・まずは、お付き合い下されば・と。 2007.4.8 |