朝の新聞で、出番がある事を知った。 駐車場で車を置いたスペースが、219だった。 マッチデイプログラムの表紙も関くんだった。 「こりゃあ今日は、ひょっとして関くんデイかもな。」 ふざけてそんな事を思ったりもしたけれど。 まさか、お立ち台に上る程、活躍してくれるとは思わなかったよ♪ ありがとう関くん。お疲れさま関くん。今日は本当によく走ってたよ。 皆、良くやってた。気持ちも気合いも良く見えた。 失点以外は集中してた。 それに、水戸の攻撃は横浜程は恐さを感じなかった。 勝てる・と思ったのは、何時頃からだろう。 試合前は怖くて堪らなかったのに。 あんなに緊張したのは、久し振りだった。 勝って欲しい という気持ちと、 本当に勝てるんだろうか という気持ちと。 入り乱れて震えが来て。 寒さだけじゃないのは良く解った。 黄金色から茜色に変わって行く空。 照らし出される翠のピッチ。 厚別は想いを裏切らない事を知ってはいても。 本当に待ち遠しかったホイッスルを聴いた。 冷えた手すりが直に熱を孕む。 言葉をかけるよりも、ただ拍手を送った。 手に入れたのは、勝点3と確かな希望。 すぐに来るアウェイの試合に、この想いを繋いで欲しい。 崖っぷちのギリギリで、それでもここから底力を見せよう。 走り抜けば必ず勝機は訪れる。 残り4分の1に希望を繋いで。 格好付けて諦めた素振りを見せても、手に入るものは何も無いんだから。 2006.9.13
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