初めての、厚別ナイトゲーム。 初めての、平日のナイトゲーム。 初めての、柏からの勝利。 試合終了の瞬間、もぅ、全員がぶっ壊れてたよ。 J2での試合が始まってから、これだけ「強い」と思った相手は初めてかも知れない。 J1のチームと試合をしてる・て気持ちになった。 快勝したヴェルディはもちろん、大敗した神戸戦でも思わなかったのに。 柏は「強い」と思った。 愛媛は個々の強さは感じたけれど、チームとしては拙い感じだった。 柏は個々もチームも強いと感じた。 スタミナが切れる事も無いだろう・とも。 全力で行かないと。 ちょっとでも気を抜いたらやられる。 そう思ったのは私だけじゃなかったようで。 厚別のバックスタンドで、あれだけ力の籠った手拍子を聞いたのは、何時以来だろう。 高く保たれたままの柏のバックライン。 僅かでも隙を見せると正確なロングフィードが飛んで来る。 裏を狙う鋭いパス。 巧みなパスワークとサイドチェンジ。 それに遅れを取るまいと懸命に走る札幌の選手達。 技術ではまだ劣るのかも知れない。 けれど気持ちでは上回っていた。 負けてたまるか・と全員が思っていた。 2−1で折り返して。 あり得ないファールでフッキが退場にさせられて。 より高まった守備への意識。 あの柏を相手に、ウチの子達がパスを戻させている。 ディフェンスが身体を張り、林が好セーブを連発する。 函館の二の舞にはなるもんか・と。 今度こそ勝つんだ・というその想いが伝わって来て。 歓喜の瞬間。 3分のロスタイムをこれ程長いと思った事はなかった。 後半の初戦を、最高の形でスタート出来た事。 課題と手応えの双方を手にして。 さあ、巻き返そう。 これからが面白いんじゃないか。 まだ十分間に合う。 むしろ、ここからが本当の勝負だ。 Forza SAPPORO!! 勝利を掴もう! 2006.7.12
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