◇2009.10.7 第44節 vsセレッソ大阪 [厚別]◇





 負けた試合の事を書くのは気が重くて、ついつい先延ばしにしてたけど。
 でもやっぱり書かないわけにはいかないだろう。

 悔しさの意味が解ったから。




 終了直後は、落ち込まない様にしていた。

 相手は首位なんだから。
 こっちは6位なんだし。
 ロスタイムがせめて1分短かったら。
 前半からもう、一杯一杯だったもの。
 せめて引き分けたかったけど。
 でも、しょうがない。

 これが今の実力なんだ・って。


 そう思って、諦めようとしてた。




 でもやっぱり、時間が経つ程に悔しくなって行った。




 何がそんなに悔しいのか。

 最後の1分で負けてしまった事なのか。
 あとちょっと続かなかった集中力なのか。
 イマイチちぐはぐだった攻撃なのか。
 ミスが多かった事なのか。

 単純に勝てなかった事なのか。


 首位だろうと、勝ちたかった。それは本音。


 だからやっぱり、負けて悔しいのか・と思ったけれど。




 でも、違った。


 気付いたのは、力の差。
 根本的な、実力の差。

 ちょっとしたプレー1つで、それを実感した。

 クリアボールに回り込む早さ。
 トラップ。
 パスの精度。
 連動した動き。

 そんな細かな事に、レベル差を感じた。


 それが、順位の差だ・って解った。



 だから、悔しかった。



 大阪のサッカーを目指しているわけじゃないけれど。
 でも、最低限、あのぐらいのレベルに達しなければ、J2上位には食い込めないのだ。
 J1には届かないのだ。
 このチームは随分強くなった・って嬉しかったけど。
 でも、目指すものはまだまだ遠いんだ。

 現状と目標の、はっきりとしたレベル差を目の当たりにして。



 それが1番、悔しかった。






 でも、こうして時間が経つと。

 このレベル差を悔しいと思えるだけ、成長したんだ・と思う事が出来て。
 そう思うと、なんだか気持ちも落ち着いた。
 それに、監督も選手達も、ちゃんと解っているから。
 だから、もう大丈夫だと思える。


 ここからまた踏み出す。


 挑戦はまだ始まったばかり。
 あの3月から結構成長したけれど。
 それでもまだまだ強くなれるんだ、このチームは。

 望む未来を目指して。


 悔しい思いをする事は、悪い事じゃない。
 落ち込む事なんか、何もない。

 全てが未来のために必要なんだから。








2009.10.10





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夕焼けが物凄い真っ赤だった。
それだけで、ぅおー!・ってなった。



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