負けた試合の事を書くのは気が重くて、ついつい先延ばしにしてたけど。 でもやっぱり書かないわけにはいかないだろう。 悔しさの意味が解ったから。 終了直後は、落ち込まない様にしていた。 相手は首位なんだから。 こっちは6位なんだし。 ロスタイムがせめて1分短かったら。 前半からもう、一杯一杯だったもの。 せめて引き分けたかったけど。 でも、しょうがない。 これが今の実力なんだ・って。 そう思って、諦めようとしてた。 でもやっぱり、時間が経つ程に悔しくなって行った。 何がそんなに悔しいのか。 最後の1分で負けてしまった事なのか。 あとちょっと続かなかった集中力なのか。 イマイチちぐはぐだった攻撃なのか。 ミスが多かった事なのか。 単純に勝てなかった事なのか。 首位だろうと、勝ちたかった。それは本音。 だからやっぱり、負けて悔しいのか・と思ったけれど。 でも、違った。 気付いたのは、力の差。 根本的な、実力の差。 ちょっとしたプレー1つで、それを実感した。 クリアボールに回り込む早さ。 トラップ。 パスの精度。 連動した動き。 そんな細かな事に、レベル差を感じた。 それが、順位の差だ・って解った。 だから、悔しかった。 大阪のサッカーを目指しているわけじゃないけれど。 でも、最低限、あのぐらいのレベルに達しなければ、J2上位には食い込めないのだ。 J1には届かないのだ。 このチームは随分強くなった・って嬉しかったけど。 でも、目指すものはまだまだ遠いんだ。 現状と目標の、はっきりとしたレベル差を目の当たりにして。 それが1番、悔しかった。 でも、こうして時間が経つと。 このレベル差を悔しいと思えるだけ、成長したんだ・と思う事が出来て。 そう思うと、なんだか気持ちも落ち着いた。 それに、監督も選手達も、ちゃんと解っているから。 だから、もう大丈夫だと思える。 ここからまた踏み出す。 挑戦はまだ始まったばかり。 あの3月から結構成長したけれど。 それでもまだまだ強くなれるんだ、このチームは。 望む未来を目指して。 悔しい思いをする事は、悪い事じゃない。 落ち込む事なんか、何もない。 全てが未来のために必要なんだから。 2009.10.10
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