成長を、これ程感じられる試合を、ようやく見れたと思った。 守備は多少危なっかしい所もあったけれど、それでも失点以外は最後できちんと踏ん張れた。 攻撃は時折連携が合ない時もあったけれど、それ以上に上手く機能してる所の方が多かった。 前半が終わった時に、ふと思う。 「良し、勝った」 まだ後半が残っているのに、そんな事を思ってしまう。 そう思って、安心していられる程の力を付けたんだなぁ、って。 そんな風に感じられることが、凄く嬉しい。 2年前は、気合いと頑張りだけを必死で誉めていた。 去年は、ことごとく枠に飛ばないシュートでも、その心意気!と鼓舞していた。 試合中に何度も「プレス!」「チェイス!」「勝負!」「集中して!」とピッチに叫んで。 今日はそんな事が殆どなかった。 後半20分ぐらいでちょっと、動きが鈍くなっていた時間帯はあったけれど。 それ以外はこっちが言葉をかけるまでもなく、選手達はきちんと動けていた。 砂川くんは1度目は外してしまったシュートを2度目でしっかりと取り返してくれた。 池さんはマークに付き切れずに失点してしまった分を、ゴールで取り返してくれた。 加賀くんも失点に繋がったプレーを、再三のドリブルとゴールで取り返してくれた。 しかも、J初ゴール、のオマケ付きで。 そして相川の3試合連続ゴール。 Go westをこんなにも気持ちよく歌えるのは久し振りで。 ただ勝ったというだけでなく。 4得点も出来たという事と。 好い感じで攻撃の形を作れていたと言う事と。 最後の最後まで攻め切ることが出来た、と言う事。 目指すサッカーが、ようやく出来上がりつつある、と言う事。 それが何よりも嬉しくて。 それが何よりも、誇らしい。 2006.4.15
|